ありふれた毎日

家族はアラカンの夫と私🍀2022年に結婚した娘と🐧君
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次はどこでひとり旅×暮らしをしようかな

うさぎ・ティンちゃんのこと

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2日前の夜、亡き愛兎ティンちゃんの夢を見ました。

夢の中で私は息子にティンちゃんの世話を頼まれていたのに

数日間お水とご飯をあげるのを忘れていた最悪なおばちゃん・・という悪役で登場です。

ハタッと思い出してティンちゃん部屋に行くと

床に落ちているチモシー(牧草)をポリポリと食べていて安心しました。

水を入れてあげると美味しそうにペロペロ飲んでいるティンちゃんの頭を私は撫でていて

あぁ、この感触、久しぶりだなぁ(*´ω`*)と、夢の中でとても夢見心地だったのです。




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画像はティンちゃんが赤ちゃんの頃ですが、夢の中のティンちゃんは幼い頃の面持ちでした。

そしてなんとなんとティンちゃんの赤ちゃんが2匹いたのです。

その赤ちゃんが小さな毛糸玉のように丸くてふわふわとした薄茶色の物体。

赤ちゃんを見ようとしたら夢からさめました。

息子に話すと、「天国で産んでるかもしれないね」とラインの返事が。

そんなふうにティンちゃんのことも話せるようになりました。月に帰ってからもう1年半です。

今日の七夕は天の川も月も見えない夜空ですが、この夢のことを想うと幸せな気持ちになります。

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明日は我が家の愛兎ティンちゃんが月に帰って、ちょうど1年目の日。

ティンちゃんのことを思い出さない日はありません。

1年少しの闘病期間のことを思い出して、しんどくなかったというと嘘になります。

しんどかったと認めれば、ティンちゃんに申し訳ないかもしれないけど、最近は考え方が少し変わりました。

しんどかったことはしんどかった、辛かったことは辛かったと自分の中で声を出して認めてあげないといけないのだと思うのです。

その上で、だけど幸せだった、可愛かった、楽しかったと。

人間は寝ている間にいくつも夢を見ているそうですが、最後に見た夢しか覚えていないのと同じで

どうしても闘病中のティンちゃんの姿が真っ先に思い浮かぶので、元気だった頃の画像や動画を見て時々思い出します。

一番よく思い出すのは、部屋のドアを開けたときに、サークルの中からドアの方を向いて座っていたところや

ポリポリ♪カリカリ♪と、チモシーやペレットを食べていた姿や

廊下でのさんぽのときに、ハッスルして走っていた姿でしょうか。

うさぎは食べた後から後から💩をする生き物ですが

上の画像は、とうとうトイレに座りながらチモシーを食べるようになったかと笑わせてくれたときのもの。

丸々と太っていて、ダイエットしないとねと言ってたころのティンちゃん。

今も、これからもずっと私達の家族です。

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娘が帰って来て3日目の昨日
「ランチかカフェでも行く?」と言ってた娘は結局一歩も外に出ず

夕食の後、「Uberでスタバのフラペチーノ頼むけど、ママもいる?」

娘に言われるままUberのアプリは取ってるものの、私単独では利用したことがありません。

幸いスーパーもコンビニもファミレスも近くにあるし‥というのは私の発想で

仕事で遅くなって疲れていて、もう何も作る気がしないという時に

お弁当とかお惣菜を買って来る代わりにUber使えばいいんだよ

ママの好きな豆花のお店も届けてくれるよ‥というのが娘の発想。

彼女は自粛期間中にも何度か利用していたみたい。

意外に配達手数料が安かったり、キャンペーンで手数料が無料になることもあるんですね。


前回、Uberを頼んでから到着するまでの間にティンちゃんの容態が急変し、虹の橋を渡って行ったのでした。

もちろん届いたドリンクの味は覚えていません。飲んだことすらあまり覚えていません。

昨年の年末、冬空の下
うちに向かっているUberの人の自転車
その上を夜空に掛かる虹の橋を渡って月に帰って行こうとしているティンちゃん

そんな絵を思い出してしまうのです。


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今回は夏空の下、マンゴーフラペチーノを運んでくれているUberの人のバイク
月から我が家を見ているティンちゃん

絵日記に書くとしたらそんな絵かな。


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スタバのUberはこんな可愛いメッセージカード付き。

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昨年末に月に帰ったティンちゃんのことを思い出さない日はないけれど
なぜだろう


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こんな可愛い子がうちにいたことが夢だったような気がする。


うさぎはビジュアル的には可愛さNo.1だと思うけど
反論もおありでしょうから、ベスト5に入ると訂正しておきます(^^;

世の女の子達に自由に動物のお絵描きをさせてみたら
多くの子がうさぎを描くんじゃないかな。
え?うちの娘がそうだったからと言って、そうとも限らない?
失礼しました<(_ _)>

実際に初めてうさぎと生活してみて、うさぎの可愛いしぐさや表情に
ノックアウトされたと同時に、どちらかというとマイナス点の想定外だったことは

+ 食べている間は四六時中ウンチをしている。(トイレのお世話)
+ 室温設定がデリケート。
  (光熱費の節約を心掛けている人にはなかなか贅沢な生き物)
+ 基本的に追われる立場の動物なので、捕まえられることを嫌う。
  (可愛くてもなかなか抱っこさせてくれない動物)
+ 換毛回数が多い。(アレルギーの方にはキビシイ)

うさぎがペットとして注目されるようになって
まだそれほど年月が経っていない。
今でこそネットの情報が簡単に手に入るけど
10年以上前に飼っておられた人は手探り状態でご苦労されたと思う。

ティンちゃんの癲癇の病気もそうだった。
犬猫ほどの症例がない。
それからうさぎ特有の病気もある。

うさぎをちゃんと診て下さる病院が、まだそれほど多くない。
ティンちゃんが当初お世話になっていた動物病院の院長先生は
ご自身がうさぎを長年飼われておられ

「うさぎは難しいねぇ。だから可愛いんだけどね。」
と、おっしゃっていた。

うさぎさんのインスタは、今でも楽しく拝見させてもらっている。
娘もそう。

私はインスタはしていなくて、他の方のインスタにコメントもしたことが
なかったけど、おひとりだけコメントをしたインスタがある。
ティンちゃんと同じく癲癇の病気で頑張っているうさぎさんを
飼っておられる方のインスタ。
経験談を求めておられたので、素通りできなかった。

その方のインスタで、うさぎさんを撫でている画像があって
「君は撫でられながら、私の心を撫でてくれる」という言葉が大好き。
生き物と暮らしておられる方なら、みんな共感できますよね。

そんな可愛いうさぎだけど
難しい部分もあるよ、ということを書いておきたかった。
もちろん!大変な部分だけじゃない。
むしろ大変な部分よりも可愛くて癒される部分の方が上回っていることは
ペットとしての人気が犬、猫に次いで3番目という事実が証明している。
そんなにいらっしゃる?と、私は実感に乏しいんだけど(^^;

あの可愛さを知ってしまったら、また何年か経ったときに
私達もまた家族に迎えるかもしれない。
うさぎはティンちゃんだけで終わらせるかもしれない。

まだ何もわからない。
出会いの運命は誰にもわからないのと同じで。


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私達が渡ハ中、息子は自分でデパートで選んだお菓子を持って2ヶ所の動物病院へお礼に行った。
(その前に電話で報告を終えていた。)
そしてメインでお世話になっていた動物病院からお花が届いたらしい。


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そこにはこんなカードまで添えられていた。
本当にありがたいこと。

初めの頃は、3,4日に1度の通院だったけど、後半は毎日通院した。
よほどのことがない限り息子は自分で行きたがったので、私は息子にも功労賞を送りたい。
私よりも病院の先生が、「sonoさんだったから・・・」というお言葉をくださったらしい。

今日は私も病院へお礼にうかがってきた。
私の顔を見た瞬間、受付の方が残念そうな顔をされたので
「明けましておめでとうございます」と、ふつうどおり明るくご挨拶した。
よけいなことはぺらぺらと話すのに、お花のお礼を伝え忘れたし(^^;
感謝の気持ちはうまく伝えられなかったけど(オバサンがほろりと泣いたらみっともないから)

ハワイのお土産に先生の大好きなチョコレートをお渡しして
すがすがしい気持ちで病院を後にした。

+

今日は息子のリクエストで焼肉を食べに行ってきた。
ハワイから帰ったばかりの焼肉はちょっとキツかったけど💦
今日は息子の希望に沿おうと思った。

ティンちゃんがいなくなってさぞ傷心かと思いきや、これで良いのかと思うほど予想に反した。
私は海外に旅行して非現実的な時間を過ごしていたからかなと思っていたら
息子も同じだったので、どうやら私だけのことではなかったみたい。

うちに可愛いうさぎさんがいて、部屋の中をぴょんぴょんしていたのが夢みたいな気がする。
もちろん忘れるわけはないのに何なんだろうね、この感覚は…と話しながらの帰り道も

まん丸い月がクリアに見えて、ティンちゃん…と思うときの気持ちに曇りや悲しさはない。
愛嬌をたくさん振りまいて、最後まで一生懸命生き抜いて、私達のもとを巣立っていったからかな。

ティンちゃんは昨晩8時43分、とても安らかに月に帰って行きました。

息子がティンちゃんの体の向きを変えてあげようと体を浮かせたとき

急に大きな目を開け、口をパクパクさせて

両手と両足をまるで草原を駆け抜けていくように動かし

それはそれはかっこいい姿でした。


息子と2人で泣きながらありがとうと何度も声をかけ
生と死の間を行ったり来たりしているティンちゃんが、うまく虹の橋を渡っていけるように
がんばれ!と応援しました。


ティンちゃん、すごくイイ顔をしてるねと娘も私と同じことを言ったので

ティンちゃんは病気を患ったけど、幸せだったと思っていいのかなと思ったりした。

本当に良い子で、空気を読んで年を越さずにこの時に月に帰って行ったのかなって。



ペット火葬の会社に電話をすると、今日の21時からの枠がかろうじて空いていた。

同じ頃にペットを見送って同じ想いをされていたご家族がいらっしゃったんだなぁ。

実家の母から、「9時になったら手を合わせているよ」とメールが届いた。

 
もう少ししたらティンちゃんのお骨あげをし、また我が家に戻ってきます。

最後に、我が家にお迎えが決まったころのティンちゃんの画像です。



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2015.3.4   うさぎ星(大阪)で生まれる
2015.4.22    我が家にお迎え
2018.8.15    1回目の発作 脳炎と診断
2018.11.17     再発。脳炎ではなく癲癇と診断。抗てんかん薬治療開始。
        副作用で食欲低下。整腸剤の量を徐々に増やすが
2019.12     中旬より徐々に食べられなくなる。一番最後まで食べていたものは薬を塗ったバナナ

2019.12.29        月に帰る 
      

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同じ家族でも、息子にとってのティンちゃんと私にとってのティンちゃん、
夫や娘にとってのティンちゃん、それぞれのティンちゃんは違うのです。

小さくて愛おしくて大切な家族を失う悲しみは同じでも
悲しみの色や深みもまたそれぞれに違う。

息子は元来真面目で繊細な性質なので、初めは「最後まで楽しもうや」なんて
余裕のある発言をしていたけど

ティンちゃんが息子の世界から消えてしまう悲しみがいよいよ現実になってくると
ダメージを受けたり、また立ち直ったりの繰り返し。今はこわいほど落ち着いている。


みんながそれぞれにティンちゃんを撫でながら言葉をかける。
ティンちゃん、ありがとうね、お空に行ったら思いきり走るんだよ
これでもう病院で注射をしなくてよくなったね、毎日がんばったね、etc.・・・・・

私はそこに付け加えて、病後のA(息子)をいっぱい癒してくれてありがとうね
という言葉をティンちゃんにいつも伝えていた。


サクラには母のことで感謝でいっぱい、ティンちゃんには息子のことで感謝でいっぱい。
病後、ぱっとしなかった息子のこの5年間、ティンちゃんに依存していることに本人は気づいている。


本当は男のくせにうさぎを飼って、ティンちゃん、ティンちゃんと依存している自分なんて

自分の理想とする姿ではないらしい。

自分の自立の足かせになっていることも本人は気づいていたけど、この5年間の息子にはそんなティンちゃんの存在が必要だった。


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昨晩病院から帰ってからは、とても安らかに呼吸をして寝ている。
その表情と姿からは痛みも苦しみも感じられなくて、私達もずいぶん救われる思いがする。


息子の指にポカリスエットをつけてティンちゃんの唇につけてあげると
小さな舌でぺろぺろと舐めた。



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ティンちゃんの思い出話をする時間は十分に与えてもらった。

うさぎを飼うことになった経緯。

ティンちゃんとの出会い。

こんな子もいますよと元気の良いグレーのネザーちゃんも見せられたけど、やっぱりこの子にしますとティンちゃんから心移りはしなかったこと。

初めてうちに連れて帰ってきた日のこと。

爪切りに通った時のこと。

廊下で喜んで走って散歩しているときのこと。

可愛い仕草。可愛い表情。

無表情に見えても、見慣れてくるとうさぎにも気持ちが表情や態度に表れることがわかってきた。

うさぎにもちゃんと言葉があるんだなって。

そっとしておいて欲しいときはハウスのコーナーに行って背中を向ける。

そんなときは、おばちゃん、あっちに行くねと言ってそっと立ち去る。

食べる時のポリポリカリカリの幸せの音。

おやつタイムは息子の足の周りをぐるぐる回って喜ぶ姿。

ブロッコリーの房をかじっているところ。

水を飲んで顎の下をボトボトに濡らしている顔。

下痢をしてお尻洗いをしている時のキョトンとした顔。

クシュクシュと両手で顔を洗う可愛い姿。

書き出したら止まらない。


ティンちゃん、本当にありがとう。
4年と9か月の間、私達の家族でいてくれてありがとう。
ドアを開けると、いつもそこにいるティンちゃんを見て、どれだけの癒しをもらっていたか。


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おばちゃん達は、可愛い動物を見かけたらきっとティンちゃんを思い出すだろうな。
スーパーに行ってバナナとブロッコリーを見てもティンちゃんを思い出すだろうな。
そして月を見上げたら、「ティンちゃん」と心の中でつぶやくだろうな。

生まれ変わったら、また姿を変えてA(息子)のところに帰ってきてやってね。
またいつかどこかで逢おうね。

そんなことを、まだ静かな呼吸のティンちゃんにいっぱい話しかけている。



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今日は家族が4人とも家にいて見守って過ごす年末の日曜日。

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昨晩はティンちゃんが大好きだったおやつを少しずつ枕元に並べてあげていた息子。
匂いだけでもと鼻の先に当てて。

それぞれのおやつに思い出があるんだよね。
これは最初から最後まで好きやったなぁとか
食欲がなかったときに、このおやつに助けてもらったなぁとか
うさんぽの時に食べてたなぁとか。


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そして昨晩息子はティンちゃんハウスの中で一緒に寝ました。

もう食べられなくなっているので、長い間投薬してきた整腸剤はパスすることになった。
無理やり食べさせると他の器官に誤飲してしまうこともあるので強制給餌はしないことにした。
抗てんかん薬と栄養剤(ビタミン剤)の投薬。

いい加減な内科医よりもずっと丁寧に聴診器を当てて耳を覚まされる先生。
ティンちゃんは心臓が丈夫なのだそう。
癲癇さえなければ健康優良児だったんだろうな。


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癲癇さえなければ…と書いて思うのだけど、先日息子とこんな話をした。
もし癲癇がなかったら昔のままゲージとサークルをジョイントさせたハウス飼いで

気まぐれにティンちゃんの頭を撫で撫でして、廊下で散歩して、それで満足して
終わっていたんだろうなぁと思うとゾッとするって。

癲癇という病にはなったけど、それがきっかけで考えて考えて今のハウスが完成し
一緒に寝たり遊んだり触れ合ったりして過ごすことができた。

うさぎの平均寿命の6~7年までは生きられなかったけど
最後の1年はとても濃い1年だったって。


今日は三宮で友達と集まる娘がお昼過ぎに家に立ち寄り、ティンちゃんとたくさん触れ合うことができてよかった。

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朝と昼のバナナは食べたけど、夕方のバナナは少し残しました。
いつも通り19時に病院へ行って投薬。
病院から帰ると一気に弱っていて、動けなくなっていました。

息子が今日は宅配のピザを取って、息子とティンちゃんの部屋でパーティーをしよう
Mステスペシャルを見ながら最後まで楽しもうやと言うのでそうしました。

1年少し前に発病したときは恐れていたこの日を、こんなに穏やかに安らかに迎えることができました。

今ティンちゃんはスヤスヤと眠っています。
こんなに熟睡しているティンちゃんを見るのは初めて。疲れたんだね。

明日の午後に娘が帰って来ます。
ティンちゃんは最後の最後までカッコよくて可愛いから、この姿を見せてあげたいなぁ。

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今日から朝晩病院通い。
延命治療はしないと決めていた息子が、1日に2回病院へ連れて行くのには理由がある。

ティンちゃんの持病は癲癇で、最期は癲癇で寿命を縮めるのではなく
多くのうさぎさん達と同じように自然な寿命でその時を迎えさせてあげたいと決めていた。


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抗てんかん薬をバナナに塗って与えているけど、ウンチと一緒にバナナが排出されてしまって
薬の吸収がされにくくなってきた。
弱っている今、癲癇が起きないように病院で注射で投薬してもらっている。


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痩せてガリガリになった体は毛が隠してくれているのだけど
幸いお顔は全然変わらないのです。
それほどやつれることなく可愛いお顔をしてるでしょ?


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大好きなブロッコリーも食べなくなって、最後まで食べているのはバナナだったね。
今はなるべくティンちゃんハウスの中を明るく居心地良くして
最後までティンちゃんとの暮らしを楽しみます。


今朝は病院で栄養剤の点滴と整腸剤。
夜は抗てんかん薬とシリンジで水を10cc飲ませてもらった後
先生の膝の上でオシッコをしました。最後までやってくれるよね。

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