夫は今月末で61歳、私は秋に60歳になります。
晴れてふたり揃って新米シニア夫婦になるのも目前となりました。
とは言ってもまだ仕事は続けますし、気持ち的には何も変わりません。
私はパート先で81歳の大先輩と一緒にお仕事をさせてもらっていますので、まだまだ頑張らないとなぁと思うのです。
夫の現在の仕事には定年がないので、気力体力が続き、そしてボケない限り←一番重要^^;
仕事量を減らしてでも続けられたらと話しています。
コロナ禍での昨年の3カ月の自粛期間、夫から仕事を取るとこうなるのだというのを目の当たりにしましたので(^^;
当面の目標は70歳。その後は状況を見ながら働き方改革へ…というところでしょうか。
ただし夫が仕事を続ける=私も夫を補助するということなので、気力体力、ボケ防止は私も維持しなければということになります(^^;;
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夫は64歳から老齢厚生年金を受給できるようです。(老齢基礎年金は65歳から)
ねんきんネットに、「将来の年金額を試算する」便利なツールがあります。
少しでも多く受け取るために繰り下げ受給にしようかとか
いやいや、とっとと受け取っておかないと、また法令が変わって試算額が減ってしまうかもしれない…とか
老齢基礎年金は64歳で受け取って、老齢厚生年金だけ70歳受給開始にしようかとか
夫のは64歳で受給開始にし、私の分だけ70歳受給開始にしようかとか
色んなパターンで試算していると、あっという間に時間が過ぎます。
必ず行き着くのは、「人の寿命はわからない」「明日の命はわからない」というところです。
長生きできる保証があれば繰り下げたいところですが、1日も年金生活を送れずして人生が終わる可能性もゼロではないわけです。
家族が遺族年金として受け取れるとは言っても、満額を受け取れるわけではありません。
女性の方が平均して寿命が長いので、私の年金は70歳に繰り下げようと今は思っていますが
これもまた考えが変わるかもしれません。
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仕事を引退したらいずれ年金だけで暮らしていくことになるわけですから、今から少しずつその練習をしておく方が良いのかなと思いました。
ふたり合わせた年金額くらいで生活することを心がけ、あくまで心がけ^^; 働いて得た収入は貯蓄に回せたら理想です。
そしてここに来て、貯蓄を増やせるのは夫が働いている残された期間だけなのだと気づくことになります。
(夫婦合わせて余るほどの年金が有れば別ですが。)
老後のささやかな夢を実現させるために、「人生で最後のボーナス」を蓄える為と思えば、働き甲斐に繋がるような気がしています。
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昨日パート先でそんなお金の話をしていたら、現在80歳のHさんが
「自分はこの仕事を辞めたら、『晴耕雨読』の生活をすると決めている」とおっしゃいました。
仕事をしている現在はまさに「晴耕」のとき。
仕事を辞めたら「雨読」の生活をするのが理想だそうです。
色んなしがらみを断ち切って、必要最小限の人とだけつながり、散歩くらいは楽しむけれど
家でのんびりと好きな本を読みながら奥さんと暮らしたいと。
「じゃあ、私とお茶を飲んだりはしてもらえないんですね?」といたずらに聞いてみると
「いやぁ、sonoさんとお茶は喜んで!」と、これまたいたずらに笑って言ってくださいました。
こんな人生の大先輩とお茶飲み友達になれたことや普段の何気ない会話は私にとって
キラキラと輝く宝石ではなく、地味だけど手のひらに温もりが伝わってくるような宝物だなぁと
しみじみ思うのであります。
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