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前に行ったしゃぶしゃぶのお店がよほど気に入ったらしく、昨日は母からのお誘いで再訪した

「千里しゃぶちん」あべのハルカス店。

母の世代は、しゃぶしゃぶと言えばお座敷で鍋を囲むイメージ。


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カウンター席でひとりひとつの小さなお鍋で、1,050円でこんなランチがいただけるのが衝撃的だったらしい。

母とのしゃぶしゃぶランチはしばらく続きそうです。


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食後は一心寺さんへお参りしました。途中のコスモスがキレイでした。

母の足取りはずいぶんゆっくりになったものです。

日頃は愛犬サクラのカートを押しながら歩くクセがついてしまったので

カートがあればもう少し早く、長い距離を歩けると言います。

そろそろシルバーカーのようなものがある方が良いのでしょうか。

それとも自力で歩ける間はものに頼らずに歩いた方が良いのかな?と、そんな会話もしながらの道のりでした。


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私ひとりなら12〜13分ほどのところを、途中座って休憩しながら20分かけて歩きました。

気持ちはもっとサッサと歩けているイメージなので、自分でもまどろっこしいようなのですが

ゆっくりでも自分の足で歩けるだけ良いと思わないと…と言ってなだめます。

私の父方の祖母=母の義母は90歳近くまで、月に一度はこちらの一心寺さんと、近くの四天王寺さんへひとりでお参りし

天王寺駅の近くで鰻を食べて電車で帰って行ってたと聞きます。

今から思うとおばあちゃんは元気やったねぇと、そんな話をする母は

高齢になっても健康だった義母のことが羨ましくもあり、自分には真似ができないと尊敬する思いのよう。

話に同調していた私は今これを書きながらあることに気づきました。

祖母の唯一の娘は15歳のときに肺炎で亡くなり、私がその方にとても似ていたらしく

私は祖母にとても可愛がってもらったのですが

祖母には一緒にお寺詣りをする娘がいなかったということに気づいたのです。

娘がいたら、昨日の母と私のようにたまには一緒にお詣りしただろうし

お詣りの後で、一緒に鰻を食べたかもしれません。

そうかと言って、3人いる義娘も、3人いる孫娘も、誰も一緒に行こうとは言わなかったし

祖母から誘うこともなく、寂しい思いをさせてしまった…と今ごろになって気づくのでした。

たまには可愛がってくれたおばあちゃんのお墓参りに行こうと思うのであります。


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一心寺さんには父のお骨佛さまがいらっしゃいます。第11期お骨佛さまで、画像の4体の中の一番右側。

一心寺は宗派を問わず、納骨をお受けしています(一部宗派を除く)。

納められたご遺骨は10年分をひとまとめにしてお骨佛(遺骨で造られる阿弥陀如来像)を造立いたします。

お骨佛は核家族化や現在の墓地事情などの環境変化に加え、先祖の遺骨をいつも、いつまでも大切に供養したい、

というご遺族の思いを受け止める理想的な先祖祭祀・供養法として親しまれ、納骨に訪れる方は年を追って増えています。

第1期造立以来、130年以上の歴史をもち、およそ200万人にもおよぶ故人が、阿弥陀仏のお姿になって

一心寺の納骨堂・お骨佛堂に鎮座しておられます。全国各地は言うに及ばず、遠く海外からも一心寺のお骨佛に、と納骨され、

いまでは大阪人の誇りとされ平成17年には、その信仰習俗に対し、大阪市の無形民俗文化財にも指定されています。


(オフィシャルサイトより抜粋)


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お参りの帰り道は天王寺公園の中を通りました。

河底池を眺めながら、ベンチに座って休憩している母。


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鳩に餌をあげる人がいらっしゃったので、たくさんの鳩が集まってきた輪の中に入れない一羽の白鳩がいました。

偶然だったのか?それとも色が違うからなのか?と、母とそんな会話をしながら。

公園内の産直市場で少し買い物をし、ソフトクリームを食べ

母はニトリでジョイントマットを買い足して、両手に荷物を持って電車のホームへ向かって行きました。

丸い背中の母の後ろ姿を見送っていると

足取りは遅くても、私が杖の代わりになって歩ける間はたまに電車でお出かけして

1,050円の  ←それは余計(;^ω^) しゃぶしゃぶを食べに行こうねと思うのでした。