カテゴリ:
IMG_1636
以前パートをしていたとき、職場の大先輩方が親御さんの介護について話していた中で印象に残っていることがあります。

介護サービスは、介護されている本人のためだけでなく、その家族のためにある----と、そんな感じのことだったと思います。

私の母は生前「要支援2」で、車椅子をレンタルしただけ。

我が家のすぐ近くにデイサービスの施設があったので、そちらのお世話になることも想定していたのですが

結局ほかの介護サービスは利用することなく、母は人生を終えてしまいました。

今はその母の忘れ形見の老犬サクラと暮らしているので、今後は老犬介護の暮らしになっていくのでしょうが

いま既に介護生活なのか?と問うてみると、介護しているという実感はあまりありません。

散歩、食事、睡眠はサクラの中年期とさほど変わらず

変わったことと言えば、つい1ヶ月ほど前に痙攣発作を起こしたので

留守のとき用に見守りカメラを設置したこと

なるべくサクラに単独で留守番させないようにしていること

散歩のときは万が一の痙攣に備えてカートをおしながら散歩していること-----くらいでしょうか。

見守りカメラに助けられていることは多いのですが

見ると気になる、知らぬが仏---という部分もあって

お昼寝から目覚めて私を探しながらうろうろしている様子が、カメラを通すと余計に可哀想に伝わってきてしまうのです。

娘が実家にいるときは、娘に見守りカメラの代わりになってもらいます。

そのお陰で、私は一日の内に数時間だけサクラを忘れる時間を持つことができ(まぁ、完全には忘れませんが)

仕事に集中できるのです。

サクラにもっと本格的な介護が必要になったとき、誰かがそばで寄り添ってくれているだけでどれだけ気持ちがラクになるか

救われるかが今から想像できます。

これだけ犬と暮らす人が増え、長生きするわんこが増え、仕事をしている人が増えてくると

私と同じような人はたくさんいらっしゃるに違いないと思うのです。

私はまだ恵まれているほうで、見守りカメラでサクラの異変に気づいたら

走って3分ほどでサクラの元に駆けつけることができますが

電車通勤の職場で仕事をしている人にとっては、どんなに心配でしょう。

日中を単独で留守番しているペットを見守りカメラではなく、人の目で見守られ

寄り添ってくれる人がいたら安心される人も多いだろうなぁと。

「介護は本人のためだけにあらず、家族のためにある」という言葉が、今になってとても実感しました

ペットシッターという仕事があることは知っていましたが、最近では老犬介護士や動物介護士という資格もあるようです。

就職先は動物病院、ペットホテル、介護施設、訪問介護など、人間界の介護とほぼ同じで

これから需要が増えそうですね。

愛犬の最期を老犬介護に任せることに罪悪感を抱く気持ちもわかります。

でも認知症からの夜泣きや徘徊で、世話をする家族が心身を病んでしまう恐さもわかります。

最期は家で家族で看取りたいという気持ちも

ヒトも動物も老後に抱える問題は同じですね。