ありふれた毎日

家族はアラカンの夫と私🍀2022年に結婚した娘と🐧君
スープの冷めないところに暮らす息子🍀母の忘れ形見トイプードルのサクラ(15歳)
旅行が好き♡ 60代は「旅すると暮らすの間の旅」が夢の形に
次はどこでひとり旅×暮らしをしようかな

2019年12月

今日は夫と息子と3人で私の実家へ行って来た。
息子は本当は行かないつもりだったけど、ティンちゃんがいなくて寂しくなったので
急きょ一緒に行くことに。

玄関のベルを鳴らすと家の中から低い鳴き声が聞こえ


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サクラより先に走って来たのはこの人、ポチコさん。
その後ろから遅れてやってきたサクラさん。

確かに先日 私の弟とのラインで、「またポチコにも逢いたいわ」と言いましたわ。
「姉ちゃんも会いたがってたし」と言い残して、弟はポチコを実家に預け
ご自分は忘年会へ行ったとか。

ともかく5年ぶりに息子も交えて過ごす実家でのカニ鍋。
いつもはお正月に行くことが多かったけど、今回は本当に久しぶりに大晦日で実家を過ごした。
息子にとっても良い気分転換になり、「今日は行けてよかった」と。

+

昨日の記事にあたたかいコメントを寄せて下さってありがとうございます。
ティンちゃんの最期をブログを通して一緒に見守ってくださったんだなぁと嬉しく思いました。

今年も残り少なになりましたが、皆さん良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。


ふー、ぎりぎり間に合ってよかった(^^;

ティンちゃんは昨晩8時43分、とても安らかに月に帰って行きました。

息子がティンちゃんの体の向きを変えてあげようと体を浮かせたとき

急に大きな目を開け、口をパクパクさせて

両手と両足をまるで草原を駆け抜けていくように動かし

それはそれはかっこいい姿でした。


息子と2人で泣きながらありがとうと何度も声をかけ
生と死の間を行ったり来たりしているティンちゃんが、うまく虹の橋を渡っていけるように
がんばれ!と応援しました。


ティンちゃん、すごくイイ顔をしてるねと娘も私と同じことを言ったので

ティンちゃんは病気を患ったけど、幸せだったと思っていいのかなと思ったりした。

本当に良い子で、空気を読んで年を越さずにこの時に月に帰って行ったのかなって。



ペット火葬の会社に電話をすると、今日の21時からの枠がかろうじて空いていた。

同じ頃にペットを見送って同じ想いをされていたご家族がいらっしゃったんだなぁ。

実家の母から、「9時になったら手を合わせているよ」とメールが届いた。

 
もう少ししたらティンちゃんのお骨あげをし、また我が家に戻ってきます。

最後に、我が家にお迎えが決まったころのティンちゃんの画像です。



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2015.3.4   うさぎ星(大阪)で生まれる
2015.4.22    我が家にお迎え
2018.8.15    1回目の発作 脳炎と診断
2018.11.17     再発。脳炎ではなく癲癇と診断。抗てんかん薬治療開始。
        副作用で食欲低下。整腸剤の量を徐々に増やすが
2019.12     中旬より徐々に食べられなくなる。一番最後まで食べていたものは薬を塗ったバナナ

2019.12.29        月に帰る 
      

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同じ家族でも、息子にとってのティンちゃんと私にとってのティンちゃん、
夫や娘にとってのティンちゃん、それぞれのティンちゃんは違うのです。

小さくて愛おしくて大切な家族を失う悲しみは同じでも
悲しみの色や深みもまたそれぞれに違う。

息子は元来真面目で繊細な性質なので、初めは「最後まで楽しもうや」なんて
余裕のある発言をしていたけど

ティンちゃんが息子の世界から消えてしまう悲しみがいよいよ現実になってくると
ダメージを受けたり、また立ち直ったりの繰り返し。今はこわいほど落ち着いている。


みんながそれぞれにティンちゃんを撫でながら言葉をかける。
ティンちゃん、ありがとうね、お空に行ったら思いきり走るんだよ
これでもう病院で注射をしなくてよくなったね、毎日がんばったね、etc.・・・・・

私はそこに付け加えて、病後のA(息子)をいっぱい癒してくれてありがとうね
という言葉をティンちゃんにいつも伝えていた。


サクラには母のことで感謝でいっぱい、ティンちゃんには息子のことで感謝でいっぱい。
病後、ぱっとしなかった息子のこの5年間、ティンちゃんに依存していることに本人は気づいている。


本当は男のくせにうさぎを飼って、ティンちゃん、ティンちゃんと依存している自分なんて

自分の理想とする姿ではないらしい。

自分の自立の足かせになっていることも本人は気づいていたけど、この5年間の息子にはそんなティンちゃんの存在が必要だった。


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昨晩病院から帰ってからは、とても安らかに呼吸をして寝ている。
その表情と姿からは痛みも苦しみも感じられなくて、私達もずいぶん救われる思いがする。


息子の指にポカリスエットをつけてティンちゃんの唇につけてあげると
小さな舌でぺろぺろと舐めた。



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ティンちゃんの思い出話をする時間は十分に与えてもらった。

うさぎを飼うことになった経緯。

ティンちゃんとの出会い。

こんな子もいますよと元気の良いグレーのネザーちゃんも見せられたけど、やっぱりこの子にしますとティンちゃんから心移りはしなかったこと。

初めてうちに連れて帰ってきた日のこと。

爪切りに通った時のこと。

廊下で喜んで走って散歩しているときのこと。

可愛い仕草。可愛い表情。

無表情に見えても、見慣れてくるとうさぎにも気持ちが表情や態度に表れることがわかってきた。

うさぎにもちゃんと言葉があるんだなって。

そっとしておいて欲しいときはハウスのコーナーに行って背中を向ける。

そんなときは、おばちゃん、あっちに行くねと言ってそっと立ち去る。

食べる時のポリポリカリカリの幸せの音。

おやつタイムは息子の足の周りをぐるぐる回って喜ぶ姿。

ブロッコリーの房をかじっているところ。

水を飲んで顎の下をボトボトに濡らしている顔。

下痢をしてお尻洗いをしている時のキョトンとした顔。

クシュクシュと両手で顔を洗う可愛い姿。

書き出したら止まらない。


ティンちゃん、本当にありがとう。
4年と9か月の間、私達の家族でいてくれてありがとう。
ドアを開けると、いつもそこにいるティンちゃんを見て、どれだけの癒しをもらっていたか。


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おばちゃん達は、可愛い動物を見かけたらきっとティンちゃんを思い出すだろうな。
スーパーに行ってバナナとブロッコリーを見てもティンちゃんを思い出すだろうな。
そして月を見上げたら、「ティンちゃん」と心の中でつぶやくだろうな。

生まれ変わったら、また姿を変えてA(息子)のところに帰ってきてやってね。
またいつかどこかで逢おうね。

そんなことを、まだ静かな呼吸のティンちゃんにいっぱい話しかけている。



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今日は家族が4人とも家にいて見守って過ごす年末の日曜日。

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昨晩はティンちゃんが大好きだったおやつを少しずつ枕元に並べてあげていた息子。
匂いだけでもと鼻の先に当てて。

それぞれのおやつに思い出があるんだよね。
これは最初から最後まで好きやったなぁとか
食欲がなかったときに、このおやつに助けてもらったなぁとか
うさんぽの時に食べてたなぁとか。


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そして昨晩息子はティンちゃんハウスの中で一緒に寝ました。

もう食べられなくなっているので、長い間投薬してきた整腸剤はパスすることになった。
無理やり食べさせると他の器官に誤飲してしまうこともあるので強制給餌はしないことにした。
抗てんかん薬と栄養剤(ビタミン剤)の投薬。

いい加減な内科医よりもずっと丁寧に聴診器を当てて耳を覚まされる先生。
ティンちゃんは心臓が丈夫なのだそう。
癲癇さえなければ健康優良児だったんだろうな。


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癲癇さえなければ…と書いて思うのだけど、先日息子とこんな話をした。
もし癲癇がなかったら昔のままゲージとサークルをジョイントさせたハウス飼いで

気まぐれにティンちゃんの頭を撫で撫でして、廊下で散歩して、それで満足して
終わっていたんだろうなぁと思うとゾッとするって。

癲癇という病にはなったけど、それがきっかけで考えて考えて今のハウスが完成し
一緒に寝たり遊んだり触れ合ったりして過ごすことができた。

うさぎの平均寿命の6~7年までは生きられなかったけど
最後の1年はとても濃い1年だったって。


今日は三宮で友達と集まる娘がお昼過ぎに家に立ち寄り、ティンちゃんとたくさん触れ合うことができてよかった。

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朝と昼のバナナは食べたけど、夕方のバナナは少し残しました。
いつも通り19時に病院へ行って投薬。
病院から帰ると一気に弱っていて、動けなくなっていました。

息子が今日は宅配のピザを取って、息子とティンちゃんの部屋でパーティーをしよう
Mステスペシャルを見ながら最後まで楽しもうやと言うのでそうしました。

1年少し前に発病したときは恐れていたこの日を、こんなに穏やかに安らかに迎えることができました。

今ティンちゃんはスヤスヤと眠っています。
こんなに熟睡しているティンちゃんを見るのは初めて。疲れたんだね。

明日の午後に娘が帰って来ます。
ティンちゃんは最後の最後までカッコよくて可愛いから、この姿を見せてあげたいなぁ。

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今日から朝晩病院通い。
延命治療はしないと決めていた息子が、1日に2回病院へ連れて行くのには理由がある。

ティンちゃんの持病は癲癇で、最期は癲癇で寿命を縮めるのではなく
多くのうさぎさん達と同じように自然な寿命でその時を迎えさせてあげたいと決めていた。


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抗てんかん薬をバナナに塗って与えているけど、ウンチと一緒にバナナが排出されてしまって
薬の吸収がされにくくなってきた。
弱っている今、癲癇が起きないように病院で注射で投薬してもらっている。


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痩せてガリガリになった体は毛が隠してくれているのだけど
幸いお顔は全然変わらないのです。
それほどやつれることなく可愛いお顔をしてるでしょ?


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大好きなブロッコリーも食べなくなって、最後まで食べているのはバナナだったね。
今はなるべくティンちゃんハウスの中を明るく居心地良くして
最後までティンちゃんとの暮らしを楽しみます。


今朝は病院で栄養剤の点滴と整腸剤。
夜は抗てんかん薬とシリンジで水を10cc飲ませてもらった後
先生の膝の上でオシッコをしました。最後までやってくれるよね。

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ティンちゃんと一緒に過ごしたクリスマス
ちょっと不機嫌な顔をしているのは・・

つい先日、不調から復活した記事を書いた直後、やっぱりまた食べられなくなって
体重が過去最低まで減ってしまった。


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筋力が衰えて、上手に足を折りたたんで座れなくなったのね。


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足がもつれても一所懸命に水飲み場へ行ってお水を飲む力はあるんだよ。


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寝ているところ。お腹もぺっちゃんこになりました。
まさかクリスマスまで一緒に過ごせるとは思わなかったのです。
ティンちゃんから最高のプレゼントをもらいました。
みんなでティンちゃんを見守っているから安心していいんだよと、いつも話しかけています。

+

本当は健やかで可愛いティンちゃんの画像だけを載せておきたい気持ちもあったけど
今のティンちゃんも、弱っているティンちゃんも
家族にとっては愛おしくて愛おしくてたまらないティンちゃんなのです。



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今日は歯科通い。
定期検診だったので、歯の掃除をしてもらって1回で終わるはずだった。

4ケ月前に治療してもらった樹脂の一部が欠けてしまい
その部分も合わせて治療してもらっているので、あと1回通うことになった。

私にしては珍しく行いの良いことで、4ヵ月ぶりの定期検診だったのだ。
珍しいことをしたので雨が降った樹脂が欠けたのかもしれない^^;
懲りずに来年は、5月の連休明けに定期検診を予約しよう。

+

画像はパートへ行く時の通勤路。
場所によってはまだ銀杏がキレイな木がある。
うちの近所の通り沿いにある銀杏の木、今年は散るのがとても早くて
満開(て言う?)の時を見逃したのだ。

先月娘が帰って来た時にも同じことを言っていた。
「銀杏の木が坊主になってる。もう散ったの?」って。
銀杏って意外に旬の季節が短いのかな。



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昨日、所用があって地元に帰ってきた娘は、少し元気のないティンちゃんの姿をひと目見ようと
一瞬だけ家に立ち寄った。
ちょうど同じ頃、空手教室から帰って来た夫も一緒に「あんかけや」へ。
夫の方から「一緒に行ってもいいか?」と聞いてきたのだけど
その後も一緒に行動したのがめずらしかった。

いつもなら仕事場に戻るのに、年末が近づいてようやくそんな余裕が出てきたのかな。
それともふだん私と娘が2人で京都など出かけている時も
もしかしたら一緒に行きたかったりするのかなぁ。


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先日ブログに書いたシアトルズベストコーヒーはほぼ満席。
それだけみんながこういうスタイルのカフェを待ち望んでいたんだわ。
ここに集まって来ている人達は、今までコーヒーが飲みたい時はいったいどこへ行っていたんだろう?

夫に似合うダウンを娘に選んでもらった。
丈の長いコートは暖かくて良いけど、最近電車移動することが増えた夫は
座る時は丈が短いコートの方が良いらしい。
良いものが見つかった。セール品だけどね(^^;

スーパーで少しだけ買い物して自分の家に帰って行く娘を見送るのも
もう違和感がなくなってきた。シュンとはならない。娘が笑っているから。
これがその内ふつうになっていくのかな。

ティンちゃんの様子を見て、両親とお昼ごはんを食べてカフェに行って
父親の買い物につきあって、スーパーに行っただけの日曜日。
それでも「楽しかった」と、夜に娘からラインが届いた。

そうだねぇ、こんな記憶に残らないかもしれない何気ない日々が幸せなのかもしれないね。
だとしたら、私の思い出せないありふれた毎日の中には、本当の幸せの小さなかけらが
埋まっているのかもしれない。

両手ですくい上げると、指の間からキラキラとこぼれ落ちるに違いない。
涙や笑顔やため息や笑い声や、いろんなものと一緒に。

14年連れ添っている「ありふれた毎日」というブログタイトルは
優柔不断な私にしてはめずらしく、考え始めてから10分ほどで決めた。
「これでいいや」という感じで。

そのブログタイトルが、昔よりもっと好きになったような気がする。

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物販の後、今年はもっぱら地元で乾杯することが多かった。
家と仕事場の近くまで帰って来ていると、飲んだ後は気がらくだ。
私は家へ、夫は「1時間くらい仕事を片付けてから帰るわぁ~」と言って
ふらふらと右と左に分かれて行く。

画像の日付を見ると、11月24日の物販の後の乾杯は「鉄板市場」さん。
先日夫とランチにお邪魔したときに味良しコスパ良しだったので
次は夜にお邪魔しようと決めていたのだ。


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で、先日夜にお邪魔すると店主さんが覚えて下さっていて、気さくにお話しして下さった。
お酒が進みそうな一品ものも揃っていて、ワインもあるけど焼酎もある。
ここならひとりでも来れるなぁと、夫が鼻を鳴らしていた。
むむ、私が不在の夜にひとりで来る気だな。


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焼き野菜盛り合わせ


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鰆の西京焼き


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牛タンステーキ


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お茶漬けや雑炊まであるので、夫が呑んでいる間も私は退屈することはない。

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来週の日曜に娘が地元でランチが食べられるよぉと言うので
こちらのお店に予約の電話をしてみると、すでに満席だった。
人気なんだわ(^_-)-☆

今年も美味しいものをたくさんいただきました。
令和元年はまだあと9日!(もうあと9日!)
食べ納めまでもう少しだけ楽しみますよ。



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