Rさんの中華料理店のプレオープンに招待して頂いたとき
すでに先客さん達でにぎわっていました。
この場所にいる人はみんなRさんの知り合いで
みんながRさんに“おめでとうございます”と祝って心地よい連帯感が生まれ
家族とまでは言わなくても、親戚で集まって食事しているような・・そんな雰囲気。
カウンターで食事されていたご夫婦の男性の方が
打ち合わせにあったように何やらおもむろに筆を用意され
“ちょっと酔っ払ってますが書かせて頂きます”と挨拶され、壁に筆を入れられました。
鹿の角?
みんなそれぞれにカメラを手に、あっという間に出来上がっていく作品と
先生の筆先に注目していました。
完成 そして 拍手。
鹿鳴 という文字が目にとまります。
鹿鳴館をすぐに思い浮かべました。
先生が言葉の意味を解説して下さった。
鹿は餌を見つけると決して一匹では食べない。
鳴き声を出して仲間を呼び寄せ、皆で仲良く餌を食べ合う。
ぜひ皆さんも他の人を呼んで、ここで美味しいご馳走を楽しく頂きましょう。
というような意味だったと思う。
Rさんのお店が、今後賑わって繁盛されますように。
私達は筆を持つこともできないので、夫はさっそく空手教室の皆さんに知らせるそう。
鹿鳴、鹿鳴。
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このような完成体の絵を見せて頂く機会はいくらでもあるけど、筆を走らせる場面を拝見したのは
初めてだったので、とても気持ちが豊かになった。