一昨日、義兄の娘のSちゃん(娘の従姉妹)から大学に合格したという知らせが届いた 昨年第一志望の大学に合格できず、義兄と義姉は他に合格していた大学でも良いのではとかなり薦めたそうなのだが、本人の強い意志で一年間予備校に通って頑張っていた うちの娘とは2学年違いの従姉妹で、どことなくふたりは似ているものだから、先日の義母の葬儀に集まった遠い親戚からは姉妹と間違われていた。
昨年の今頃だったかな・・私は娘と久し振りに大阪のミナミ(なんば~心斎橋)に買い物に行った先で、ばったり義姉とSちゃんに会った。奈良と兵庫に住んでいる互いが大阪の繁華街で偶然会い、その年代の女の子が好みそうな洋服のお店の、しかも2階のフロアで会ったのだから、本当に低い遭遇率だったと思う
まだ大学の後期試験の発表待ちの時期だったけどSちゃんは殆ど諦めていて、「予備校に着て行く服がないから買ってもらった」と明るく笑っていた。大らかなタイプの女の子で、でも高校では生徒会長も努めた彼女でもある。みんなが渋っている仕事でも、「こうこう、こうやったらいいんやろ 私やるわ」と何でも簡単に引き受けてしまうのだと、義姉が嘆いていた
予備校に着て行く服を大きなショップ袋いっぱいにさげて、先にお店を出て行った義姉と彼女の後ろ姿を見送りながら、「ガンバレ」と何とも複雑な思いを抱いたことを思い出す。
あれから1年・・ちょうど彼女が10日間に8つの私大を受験していた頃、おばあちゃん(義母)の容態が悪くなっていた頃だった。そんな多忙な時期にも彼女は一度お見舞いに来たことがあり、意識がもうろうとしていたおばあちゃんは合格発表の前なのに「おめでとう」と言っていた。
次にお見舞いに来た時、「おばあちゃん、(私大)合格してん」と彼女が話しかけた頃には、おばあちゃんの意識は殆どなかった。今回の吉報を一番におばあちゃんに知らせたかっただろうと思う
来週の土曜日は義母の法要がある。娘は吹奏楽部の定期演奏会を控えていて、演奏に加えて劇の練習も追い込みに入っている。周りの人に迷惑がかかると思うと、法要の出席を迷ってしまう。
義姉が「YちゃんもA君も無理のないように考えてあげて下さい。今やる事を一生懸命やれるように、親が手助けしてあげたらと思います」とメールを下さった。本当にありがたい言葉だった。それはまさにお義姉さんが娘さんにしてこられたこと、そのものだったんだろうなぁと思う。
画像のこの辺りは、季節になる桜が綺麗
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