娘らしいタッチのイラストで色紙をプレゼント
カナダでのいくつかの出会いから早や1ヶ月半。
特に親しくしているのは韓国の人達。
先日もその中のふたりがルームシェアしているお家におじゃまして
韓国の男性陣が腕をふるって韓国料理を振る舞って下さったとか。

その男性が急に大学を去ってラスベガスへ行くことになり
今日は送別会をしたそうです。
娘は世界規模のお別れを初めて経験して
もう一生会えないとわかってるからみんなで泣いたそう。

世界規模のお別れをする確立よりも
世界規模の出会いをした確立の方が貴重だったと思うよ。
この広い世界で、同じ時期に同じ大学の同じクラスで出会えた確率を
宝物にして大切にして欲しいと母は思う。

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昨晩、私の母の兄・つまり私の伯父から電話がありました。
伯父は胃ガンと肺ガンを患っており、抗癌剤治療を受けながら
とても前向きに暮らしているようです。
徳島県に嫁いでおられる娘さんの近くに移り住んでいるので
私は一度もお見舞いに行けず、とても不義理をしているのですが
伯父は私の結納の時に父親代わりとして同席して下さったこともありました。

そんな伯父が昨晩うちに電話を下さったのは
体調・気分の良い時にみんなにお礼回りをしてるんやぁと言って
照れと寂しさを紛らわすように笑っていました。
早くに夫に先立たれた私の母のことや、母の将来のことをとても心配して
くれていたので、「心配いらない」ということと「母を看る覚悟」をはっきり伝えました。

電話を切る間際に、「おっちゃん、今日は良い話を聞けたから、また元気に
頑張るでぇ。ほんならな。さよならーー」と涙声で言われ、
私はつられるように、ただ単に電話を切る前の挨拶として「さよなら」と
言ってしまったのだけど、電話を切った後でむしょうに切なくなってしまいました。

「おっちゃん、涙声でさよならなんて言わんといてや」っていう気持ちでいっぱい。
何で「さよなら」なんて言ってしまったんだろう。

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だからね、娘・・・生きてさえいれば、人間はきっといつかまた会えるんだよ。
本当にご縁がある人とはね。たとえ地球の裏側に住んでいてもだよ。