昨日は義母の誕生日。生きていたら75歳だった。夜、お義母さんが大好きだったお友達のKさんからお電話を頂いた 「今日はお母さんのお誕生日ですね」と。そのまま20分ほども思い出話をし、私の知らなかった話をいくつか聞かせて頂いた。

「あの方の生き方から、私はたくさんのことを学ばせてもらいました。」とおっしゃって下さった。私は、「同じ女性として、こんなに長く、仲の良いお友達を持っていた母は幸せだったと思います。」と言うのが精一杯だった。

少し話は違うが、母は気に入った食べ物やお店や場所~家族・友達にいたるまで、気に入ったものや大事な人のことをとても大切にする人だったと思う。そういう人とは長くつきあう人だった。例えばデパートの外商にしても大きな買い物はしないのだが、孫に贈るお菓子などを定期的に途切れることなく注文し、長いおつきあいをするような人だった。

そのせいか、この度いろんな意外な場所で、「お母さんには大変長い間お世話になりました」という言葉をかけて頂くことが多い。途切れず、忘れることなく、長くつきあう・・ことの大切さを、今になって私は義母から教わったような気がする。

Kさんも3月がお誕生月なので、毎年3月にふたりで「食べよう会」をしていたのだそう 「今年の3月は寂しいです」とおっしゃっていた。

「あなたもお体に気をつけてね」と最後に言葉をかけて下さった時、私は義母がいつも電話を切る前にそうやって言って下さっていたのと重なって、一瞬言葉にならない懐かしさがよぎった。


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