今朝、身支度をしながらテレビの「とくダネ!」を見ていたら、番組のイントロで司会の小倉さんが高校生作家 豊田和真の『キャッチ ア ウェーブ』についての話をしていた。

落ちこぼれ高校生3人組が夏休みに初めてサーフィンに挑戦するというシンプルなストーリーを、歯切れのいい、映像的な文章で描いた『キャッチ ア ウェーブ』。---らしい

書いたのはいいけどそれからどうしていいかわからなくて担任の先生に相談したら、その先生が角川出版に原稿を持っていきなさいと言われたらしい。制服姿のままで角川出版に持ち込んで認められた---という部分に興味を持った

学校の先生のひと言は、どうしてあんなに子どもに勇気を与えてくれるんだろう 我が家でもふたつほど思い当たることがある。

娘が小6の時に授業の一環で作った 『S FAMILY4泊6日ハワイ旅行 in オアフ島』のパンフレット 正直、楽しみながら割りと短時間でパパッと作っていたつたないパンフレットなのに、それを見た担任の先生が、「もしyukikaが将来旅行社に就職することがあったら、面接の時にこのパンフレットを持って行きなさい。私が小学生の時に作りましたと言って。先生が面接官やったら、一発で合格させるなぁ」と懇談の時におっしゃって下さった。

それから息子が野球に興味を持ち始めたと同時にスライドするかのように空手をやめたくなった時も、担任の先生の言葉に救われた。「ひとつのスポーツだけをしていると偏った体になる。バランスの取れた体作りをするためにも、先生は空手と野球と両方頑張る方がいいと思うよ」と、わざわざ息子を呼び出して助言して下さった。それまでは毎晩のようにやめるVSやめないで親子喧嘩が絶えなかった我が家だったのに、先生のひと言で息子は説得され、納得してしまった。あっけない・・・

些細なひと言が子どもの心に残る。良い先生にめぐり会えた だからこそ、逆に大人は子どもに良い加減な言葉や傷つける言葉を、無責任に投げかけてはいけないような気もする 

娘の作った図書新聞パンフレットは、6年間使った筆箱リコーダー思い出の物と一緒に、今でもランドセルの中に入れて大切に保管